ABOUT MG。
The histry of MG |
1910年 | 英国南西部のオックスフォード・カウリーに設立されたMorris Motor LtdのディーラーであるMorris Garageがその源。両社共にウイリアム・リチャード・モーリス、後のロード・ナッフィールドが創業。 The MG Companyは、ロード・ナッフィールドの私的企業として設立される。 |
1913年 | Morris Motorはモーリスオックスフォード(1017.8CC 4CYL )を生産、販売する。 |
1921年 | セシル・キムバーがWrigley社よりMorris Garageへセールスマネージャーとして移籍する。 |
1922年 | セシル・キムバーがMorris Garageの総支配人として就任。 セシル・キムバーの手によりMorris Garageはバックヤードスペシャルとしての活動を始める。 |
1923年 | Morris製CowleyにChummyのボディを架装し、Land's End Trialに出場 ゴールドメダルを獲得。 (この車両にはMGのバッジもオクタゴンマークも取り付けられていない。) MGの第1号車と呼ばれる Raworthを製作 (11.9hp CowleyシャシーにRaworthが架装したもの 6台生産) |
1924年 | MORRIS MOTORSの生産車両であるモーリスオックスフォードにライトチューンを施した14/28 M G Super Sports Morris
Oxfordを量産・販売した。 * 14/28の前にはVee Front Saloonや6気筒のFタイプもごく少量ですが生産されています。 |
1925年 | セシル・キムバーが自らの為のスペシャルカーとしてOld Number Oneを製作。 Morris Oxfordの部品を利用してオッチキス製1921年型Cowley用の1548CC SVエンジンをOHVに改造して搭載した。 ライトウエイトボディでもある事から82mphを記録する。 * Old Number Oneは1923年に製作されたという説もあります。 Old Number Oneはセシル・キムバーへのワンオフの生産ではありますが、MG乗りには象徴的な存在。 |
1926年 | MGの工場はオックスフォードのバンバリー・ロードに移転する。 CowleyのノーズがBull-NoseからFlat-Noseへと変更したと共にMGも変更する。 |
1927年 | 14/40よりラジエーターグリルにオクタゴンマークを取り付ける。 |
1929年 | Morris GarageはMorris Motorより独立。The MG Car Company Ltdとなる。 生産拠点をアヴィンドンへ移転。 MタイプからMIDGETの誕生 |
1935年 | THE MG Car Companyはナッフィールド・オーガニゼイションに譲渡される。 |
1968年 | MGはBRITISH LEYLAND(BL)に統合される |
2005年 | MGは南京汽車(現 上海汽車傘下企業)に譲渡される。 |
MGは Safety Fast というスローガンのもと 「安全」で「楽しい」車が生産されてきました。また、生産においてのコストダウンと部品の安全性の確保の為に他車で使われたパーツを流用しての車つくりを成立させてきました。 そのために比較的安価でかつバリューフォーマネーに優れ、かつ小粋な車ばかりです。それは、1913年のモーリスオックスフォードから20世紀後半の生産車両であるRV-8やFまで続いています。現代においてもMGの車が世界のエンスージアスト達にこよなく愛されているのは、MGの車がこのような成り立ちである事からである証左になっています。 |